清々しいブルーのシャツ。
清々しい笑顔。
まさに季節は初夏。
以前リネンのトレンチコートをお仕立てしたお客様から、
今度はシャツのご注文をいただきました。
ご覧の通り絞りの和服生地です。
随分と年代ものの羽織、骨董市で見つけたそうです。
市の古い着物コーナーは女性客でいっぱいだったと話してくださいました。
その中に男性一人混じってこの羽織を掴みとった様子が思い浮かんで、
思わず「がんばりましたね。」と微笑んでしまいました。
頑張って掴みとった甲斐あって、
とても良い色合いです。
それにしても昔の手仕事はすごい!
ウエストを絞ったシャープなシルエットがきれいに出ているのは、
絹だからこそのしなやかさ故。
袖を通したとたん、
「軽いですね。」
と驚いていらっしゃいました。
気の遠くなるような手仕事の技がつまった骨董着物が、
初夏の青さに映える一着になりました。
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